強化学習

強化学習1-9 有形固定資産の詳細と仕訳方法(土地・建物・備品・車両運搬具・減価償却)【日商簿記3級】

強化学習●では、勘定科目が「●●」となる取引の仕訳について学びます。

まずは用語理解

そもそも、固定資産(こていしさん)とは?

簿記初心者向けに最も端的に解説するなら次の通りです。

固定資産とは、
販売目的ではなく、営業活動のために長期にわたり使用することを目的として保有する財産のこと
固定資産には有形固定資産と無形固定資産がある

有形固定資産(ゆうけいこていしさん)とは?

簿記初心者向けに最も端的に解説するなら次の通りです。

有形固定資産とは、
販売目的ではなく、営業活動のために長期にわたり使用することを目的として保有する財産(固定資産)のうち形のあるもののこと
例)机、椅子、パソコン、営業用の車、事務所、倉庫、土地など

無形固定資産(むけいこていしさん)とは?

簿記初心者向けに最も端的に解説するなら次の通りです。

無形固定資産とは、
販売目的ではなく、営業活動のために長期にわたり使用することを目的として保有する財産(固定資産)のうち形のないもののこと
例)ソフトウェアや商標権、特許権、実用新案権など

日商簿記3級で出題される固定資産は?

日商簿記3級で出題される固定資産は「有形固定資産」です。
ここから先は「有形固定資産」について解説していきます。

「有形固定資産」の詳細と仕訳の方法

有形固定資産とは?【復習】

有形固定資産とは、
販売目的ではなく、営業活動のために長期にわたり使用することを目的として保有する財産(固定資産)のうち形のあるもののこと

有形固定資産に使用する「勘定科目」

日商簿記3級で出題される有形固定資産の勘定科目は次の4つです。

勘定科目 具体的な内容
1.土地 店舗、事務所、倉庫、社宅用の敷地
2.建物 店舗、事務所、倉庫、社宅などの建物
3.備品 机、イス、応接セット、陳列棚、パソコンなど
4.車両運搬具 商品搬送用のトラック、営業用車両など

有形固定資産に使う「勘定科目」の所属グループ

有形固定資産は全て「資産」の勘定科目に所属します。

有形固定資産は、表す内容によって勘定科目が「土地」「建物」「備品」「車両運搬具」と変わりますが、これらすべて「資産」の勘定科目になります。

基礎学習8で学んだ通り、資産のグループに属する勘定科目の定義は、
【①現金・預金または②将来、お金やサービスを受け取る権利】です。
有形固定資産は、********

有形固定資産に使う「勘定科目」の借方貸方

有形固定資産を表す勘定科目「土地」「建物」「備品」「車両運搬具」は、「資産」の勘定科目なので、複式簿記の借方貸方は次のようになります。

資産の増加 必ず、借方に記録
資産の減少 必ず、貸方に記録

仕訳に慣れるまでは、基礎学習6で学んだこの図をメモやノートに書くのがおすすめです。


これが何か思い出せない方は、基礎学習6を後で復習してみてください。

有形固定資産の仕訳のタイミング

日商簿記3級試験で出題される有形固定資産、「土地」「建物」「備品」「車両運搬具」の仕訳のタイミングは次の3つです。

  1. 有形固定資産を購入したとき
  2. 有形固定資産を販売したとき
  3. 決算のとき(固定資産の減価償却)

有形固定資産 特有の考え方「減価償却」を理解する

有形固定資産の仕訳を詳しく解説する前に、「有形固定資産」特有の考え方である「減価償却(げんかしょうきゃく)」について解説していきます。

ここが曖昧だと、日商簿記試験3級試験で合格点70点以上を目指すのが難しくなるのでしっかり理解していきましょう!

減価償却(げんかしょうきゃく)とは?

減価償却とは
長期にわたり使用することを目的として保有する財産である固定資産を使える年数に応じて少しずつ分割して費用化すること

建物や機械などの有形固定資産を、購入時に全額を費用として処理するのではなく、いったん資産に計上して有形固定資産の利用期間にわたって徐々に費用としていく処理方法のこと

 

減価償却の計算方法「定額法」とは?

減価償却の計算方法には、「定額法(ていがくほう)」と「定率法(ていりつほう)」の2種類があります。

ただ、日商簿記3級試験では「定額法」のみが出題範囲となります。

定額法

 

【定率法とは?】

 

減価償却計算のポイント「取得原価」「耐用年数」「残存価額」とは?

 

有形固定資産の仕訳のポイントと例題による解説

①購入したときの仕訳のポイントは「取得原価」

有形固定資産を購入したときの仕訳のポイントは、有形固定資産の金額です。

有形固定資産を購入した際の金額は、単に本体の代金だけではなく、不随費用も含めます。

[有形固定資産購入時の金額]=[本体代金]+[付随費用]

簿記の専門用語を使って言うなら次の通りです。

[取得原価] = [購入代価] + [付随費用]

実際の例題を使って解説していきましょう。

購入したときの仕訳を例題とともに理解する

 

 

②販売したときの仕訳のポイントは「耐用年数」

 

②販売したときの仕訳を例題とともに理解する

 

 

 

【練習問題】現金の仕訳

Coming Soon

まとめ

強化学習●のポイント

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では、次の強化学習●で*****習得していきましょう。

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